待ちきれないので、ソルガム料理にチャレンジ!

~3種類のソルガムを食べ比べ~

1.「信濃ひめ」の製粉、いよいよスタート!

10月19日、「信濃ひめ」を製粉に出しました。

信州大学の松田さんから、「信濃ひめ」の生みの親である春日重光さんに、

収量サンプルを見ていただいたところ、

登熟具合については問題ないとの コメントをいただきました。

それならば、いよいよ製粉へ!

今回、製粉に出したのは、脱皮用が10kg(総重量)、

製粉用が20kg(総重量)です。

仕上がりは11月上旬の予定。

どんな姿になって戻ってくるのか、今から楽しみです。

……とはいえ、仕上がりを待っているだけでは、

ソルガムへの好奇心が収まりません。

そこで、今、手元にある3種類のソルガムを使って、

いろいろな料理にチャレンジして みることにしました!

2.まずは「信濃ひめ」から

最初に試したのは、渡邉先生からいただいた、脱皮後の「信濃ひめ」です。

【ソルガムご飯】

  白米に「信濃ひめ」(脱皮)を加えて炊いてみました。

  炊き上がりは、まるで赤飯のような紅色! 

  食べてみると、もちもちとした食感があり、

  見た目にも食感にも特徴のあるご飯になりました。

  いつものご飯にソルガムを加えるだけで、ちょっと新鮮な一品になります。

【ソルガムのミルクデザート】

  次は、デザートにも挑戦!

 「信濃ひめ」にミルクと砂糖、レーズンを加えて煮詰め、

  仕上げにシナモンをふりかけてみました。

  ソルガムは、ご飯だけでなく、甘いものにも使えるのですね。

  思いがけないおいしさに、料理の可能性が広がりました。

3.辰野産ソルガムは、食感が楽しい!

 次に使ったのは、辰野の農業委員・青木さんから購入したソルガムです。

 赤ソルガムでしょうか? 残念ながら品種は不明です。

 こちらも、脱皮後のソルガムを使って料理してみました。

 【ソルガムご飯】

   「信濃ひめ」と同じように、白米と一緒に炊いてみました。

    こちらは粒が大きく、しっかりとした噛み応えがあります。

    噛むほどに食べ応えを感じ、まさに植物性の食材が主役という印象。

ビーガン料理の代表選手になれそうなご飯です。

【野菜たっぷりソルガムハンバーグ】

今度は、野菜たっぷりのハンバーグに脱皮後のソルガムを混ぜてみました。

食べてみると、コリコリとした歯ごたえがアクセントになっています。

野菜だけでは少し物足りなく感じる料理も、 ソルガムを加えることで食感が豊かになり、

満腹感も得られました。 ソルガムは、料理に食べ応えをプラスしてくれる食材なのですね。

ちょっと、こげてますが・・・・

4.製粉したソルガムで、スコーンと蒸しパンに挑戦!

辰野産ソルガムは、製粉したものも試してみました。

粉の粒子は粗く、全粒粉のような印象です。

【ソルガムスコーン】

まずはスコーンを焼いてみました。

ところが……。 食感は少し粉っぽく、小糠を食べているような感じ。

残念ながら、あまり食が進みませんでした。

ソルガムの粉をおいしく食べるには、粉の細かさや配合、

調理方法に工夫が必要なのかもしれません。

【ソルガム入り蒸しパン】

気を取り直して、今度はホットケーキミックスにソルガム粉を混ぜ、

蒸しパンを作ってみました。

これが大当たり! 脱皮後のソルガムを使ったものも、

製粉したソルガムを使ったものも、 どちらもおいしくできました。

あまりのおいしさに、ついつい一気食いしてしまうほど!

同じソルガムでも、スコーンと蒸しパンでは、こんなにも印象が違うのですね。

今回の発見は、ソルガム粉は蒸しパンとの相性がよさそう! ということでした。

脱皮後のソルガム使用(手前の1個は製粉したソルガム)
製粉したソルガム使用

5.ホワイトソルガムのスコーンは?

最後は、富澤商店のオンラインショップで購入したホワイトソルガムです。

こちらも、ベーキングパウダーを加えてスコーンを作ってみました。

グルテンを含まないソルガムは、小麦粉を使ったお菓子のような、

ふっくらとした仕上がりにはなりにくいようです。

グルテンフリーならではの特徴を生かしながら、

おいしく仕上げる方法を探していく必要がありそうです。

これも、実際に作って食べてみたからこそ分かったこと。

失敗もまた、ソルガム料理の研究の一歩です!

今度は、米粉を入れてみようかな。

6.食べ比べて分かった、ソルガムの面白さ

今回、3種類のソルガムを使って、ご飯、デザート、ハンバーグ、スコーン、蒸しパンなど、

いろいろな料理を試してみました。

食べ比べてみると、品種や加工方法によって、粒の大きさも、食感も、

料理との相性も違うことが分かります。

信濃ひめ:紅色のご飯や、ミルクを使ったデザートに。

辰野産ソルガム:粒の大きさを生かしたご飯や、歯ごたえのあるハンバーグに。

製粉した辰野産ソルガム:蒸しパンにすると、おいしさを発揮!

ホワイトソルガム:スコーン作りを通して、グルテンフリーのお菓子作りの難しさを実感。

もちろん、今回の結果だけで品種の優劣を決めることはできません。

配合や加工方法によっても、仕上がりは変わってくるはずです。

だからこそ、試してみる価値があります。

7.11月上旬の仕上がりが待ち遠しい!

10月19日に製粉に出した「信濃ひめ」は、11月上旬に仕上がってくる予定です。

今回の料理で分かったことを生かして、今度は「信濃ひめ」の粉でも、

いろいろな料理に挑戦してみたいと思います。

蒸しパンはもちろん、パンやお菓子、普段の食事にも活用できるでしょうか。

ソルガムには、まだまだ知らない魅力がありそうです。

食べてみる、作ってみる、失敗してみる。そして、また挑戦する。

そんな試行錯誤を楽しみながら、ソルガムのおいしい食べ方を見つけていきたいと思います。

次はどんな料理に出会えるでしょうか。 「信濃ひめ」の仕上がりが、ますます待ち遠しくなってきました!

11月30日は、西箕輪中学校でソルガムの調理実習を予定しています。

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