ソルガムの収穫現場を見学しました
令和8年10月22日、辰野町のソルガム収穫現場を見学し、
収穫作業のお手伝いをしてきました。
今年から上戸地区の遊休農地でソルガムの栽培試験を始めた、
信州大学4年生の松田有信さんと一緒に、
早朝、鎮大神社の近くにある澤底の畑へ向かいました。
辰野町の取組み
辰野町では、14名の農業委員の皆さんを中心に、
6年前から遊休農地の発生防止・解消活動の一環として、
「ソルガム栽培」の普及に取り組んでいます。
辰野町と農業委員が連携し、活動の様子を伝える「ソルガム通信」も発行しています。
今回見学した畑では、約12aの農地で赤ソルガムを栽培しています。
これまでの最高収穫量は240kgだったと伺いました。
信州大学と辰野町では、栽培方法にも違いがあります。
信州大学では種を畑に直接まく「直播栽培」を行っているのに対し、
辰野町では苗を育ててから畑に植え替える「育苗移植栽培」を行っていました。
「ソルガム通信URL」
https://www.town.tatsuno.lg.jp/gyosei/soshiki/sangyoshinkoka/shigoto_sangyo/4/3/3778.html
刈取り作業の様子
ソルガムの穂は、鎌や剪定ばさみを使い、穂先から約80cm下の茎を切り取ります。
刈り取った穂はまとめてトラックに積み込みます。
中には3m近くまで伸びたソルガムもあり、
鎌で茎を引き寄せながら切り取る作業は、なかなか大変でした。
作業は役割分担が決まっており、穂を切り取る人、刈払機で茎を刈る人、
藁カッターで茎を粉砕する人に分かれて進めます。
午前8時に始まった作業は、約3時間で無事に終了しました。
皆さんが手際よく作業を進めていく様子が印象的でした。
刈り取った穂は、昨年までは「はぞかけ」をして乾燥させていたそうです。
今年からは、上島にあるJAの育苗ハウスに運び、ブルーシートの上で乾燥させるとのことでした。
11月中旬には、脱穀機を使って脱穀する予定だそうです。






今後の課題
一方で、栽培を続ける中で課題も出てきています。
連作障害の影響なのか、年々、収穫量が減少しているとのことです。
背丈は十分に伸びているのに、穂に実が付かない現象も発生しているそうです。
農業委員の皆さんは、信州大学にも相談しながら、原因を探り、
課題の解決につなげていきたいと話されていました。
地域での取り組みと大学の研究が連携することで、こうした課題が解決され、
今後の栽培につながっていくことを期待したいと思います。
来年の豊作を願って
作業終了後は、近くの鎮大神社を参拝し、来年の豊作を祈年して帰宅の途につきました。
今回、農業委員の青木さんからソルガムの粉と実を購入しました。
まずは、信濃ひめと食べ比べてみたいと思います。
どのような違いがあるのか、今から楽しみです。
今回の見学を通して、遊休農地の活用に向けた地域の皆さんの努力と、
ソルガム栽培の可能性を改めて感じることができました。
これからも、辰野町のソルガム栽培の取り組みを見守っていきたいと思います。
<この時の様子がNHKのニュース番組で放映されました>



