上戸環境保全会では、地域内の農地、水路、ため池を保全・管理し多面的機能の発揮や促進を図ることを目的にし、地域住民と協力して農地周辺道路の草刈り、水路の軽微な補修、ため池の護岸工事、遊休農地の管理・植栽活動等を行っています。構成員は、上戸区民、上戸水利組合、梨ノ木水利組合、上戸ファーム、南部実行部、北部実行部、星が丘自治会、西箕輪小学校PTA(上戸、梨ノ木)、西箕輪中学校PTA(上戸、梨ノ木)からなります。活動資金として農林水産省の「多面的機能支払交付金」を活用しています。
〇代表あいさつ
上戸環境保全会は平成26年に発足し、上戸区民の皆様のご支援のもと2期10年目の活動をを無事終えることができました。
第1期(平成26年~平成30年)は早川 正行さんが代表を務められ、交付金の獲得と今日の保全会の活動基盤の創生に尽力されました。
第2期(令和1年~令和5年)は小林 清人さんに引き継がれ、上戸区の景観形成と遊休農地の有効活用に取り組まれました。特に、南部・北部のフラワーロードやふれあい花だんは、多くの皆様から熱いご支援をいただき、丹精に四季折々の花々を育て上げ、上戸区の景観形成に大きく寄与されました。
私たち上戸環境保全会は第3期活動の始動にあたり、上述の10年間の活動実績を礎にして、今般、上戸区民の皆様に活動の趣旨を理解していただき、さらに活動の輪を広げるために活動の理念を制定いたしました。
ここから5年間、「上戸の大地を守り、緑を育む」を活動理念とし、上戸区の地域資源と自然環境を守る活動を全力で展開して参りますので、区民の皆様のご支援とご参加を心よりお待ちしております。
令和6年4月初吉日
上戸環境保全会
代表 鈴木 好実
〇活動の範囲
活動の範囲は、上戸地区内の水路や農用施設に隣接し、地域共同で管理しているエリアです。
〇多面的機能支払交付金を用いた活動内容
多面的機能支払交付金は、農地維持支払交付金、資源向上支払交付金(地域の質的向上を図る共同活動、施設の長寿命化のための活動)からなります。
<農地維持支払交付金>
農地や水路・農道の草刈り、泥上げ等の基礎的な保全活動を行っています。
<資源向上支払交付金>
①地域の質的向上を図る共同活動
水路などの軽微な補修、農村環境の保全活動を行っています。
②施設の長寿命化のための活動
老朽化の進む水路や農道などの補修・更新などの長寿命化のための活動を行っています。